専業主婦。家庭での役割がやっと腑に落ちてくる。

専業主婦

私は双極症のため働けず、現在専業主婦である。

夫の一馬力に申し訳なくなり、なんだか心休まらない時期もあった。
週末は夫のリフレッシュ時間確保のためにワンオペできるように、平日は遊んで英気を養おうとしていた時期もあった。

最近はどういう時期かというと、夫が忙しく子育てにあまりフォーカスできない時期である。

なるほど、こういう時のための専業主婦なのか、と母親になって2年にしてやっと思うことができた。
私は家庭への衝撃を和らげる緩衝材なのである。

私は脂肪肝で、食生活や運動を見直して体重を落とさないといけないのだけれど、これがなかなか難しい。
何が憎いって、健康体重が私には肥満だという点である。
確かに母も祖母も細いけども!

というわけで、私は現在体重がどうにか50kgを切らないかと四苦八苦しているところなのである。
もちろん、こうして書いている時点で御察しの通り、私のダイエットはうまくいっていない。

毎日淹れていたブレンディスティックを絶ってどうにか1kgを落とすことに成功したが、そこからさっぱり減らないし、ちょっと食べすぎるとすぐにまた戻る。
特に、米やパンを食べすぎた翌日は体重に響く。

夫も一緒にブレンディスティック断ちをしているが、彼の体重は今どうなっているのだろうか。
私が寝た後にこっそり夜食を食べているようだし、減るどころか増えているのではと思ってしまう。

夫はほぼ私と同じ食生活をしているのだから、私が脂肪肝なら疑いようもなく彼も脂肪肝である。
現に、彼の体重は私の観測史上、大学卒業後減ったことがない。

でも、彼は彼なりに仕事を頑張り、私たちの生活を支えてくれているのである。

大変な時期に家事と育児にコミットしなくていいのは専業主婦家庭の強みだと思う。
私が巻き取ってしまえる。

ただ、最近はパパとの時間が短くて、2歳の娘は少々寂しそうなのは伝えておかなくてはならない。

夫は在宅勤務なのだが、仕事部屋に油断すると娘が駆け込んで行ってしまう。
そうなったら邪魔以外の何者でもない。
データなんて消された日には阿鼻叫喚である。

で、突然だが思ったのだ。
共働き家庭だと、家事が大変だなって。
我が家は私がコミットできるなって。

ふと、高速バスが近所から出ているから、これに乗れば自分も働きに出られるのではないかなんて考えた。

もし私が働けば、保育園の送りは夫になる。
というか、娘の朝の支度から夫になる。

時短制度を使えれば、私が先に帰り娘を保育園に迎えに行き、夕食を準備することになるだろう。
え?今でも大変なのに仕事が終わってから料理だって?

娘も今より早起きしなくてはならないし、たぶん娘の朝ご飯を夫に任せたら割と悲惨になる気がする。

あ、みんなの余裕がなくなる。と察してしまった。

というわけで、お金を稼ぐ案は却下。

だったら、私がコミットすることで、もっと食生活が良くならないだろうか、なんて最近思っている。
私も夫も痩せるに越したことはない体重だし、娘も野菜はなかなか食べない。

1日料理ばかりしていたなと思う日があった。
朝ご飯を作り、昼食を用意し、娘のおやつを作り、夕食も準備した日。

もしかしたら、あれは私にとってある意味正しい1日だったのかもしれない。
正直に言えば休む暇もなくて疲れたけど。

私の役割は家事だけれど、1番重要なのがきっと食事だ。
洗濯や家の掃除も大事ではあるけれど。

着るものがないと物理的に困るのでつい洗濯を優先しがちで、食事はお弁当やお惣菜を買ったり、外食したりすることが多い。

でも、こうして脂肪肝という結果が出てしまっている。
私はもっと食生活を考えなくてはならない。

とにかく摂取する野菜が家族全員足りないと、最近はなるべく味噌汁を作ってみているが、娘も食べるメニューで考えると、それ以外の野菜が難しい。

そこで買ったのがサラダの本である。
野菜の調理法を、食べ方を、私はきっと知らないのである。

で、この本、面白いのが主食メニューがあるところである。
一品で完結するボリューミーなメニュー。

これを夫婦でお昼に食べるのはどうかと考えた。
主食メニューなので、お米やパンは食べない。
軽い糖質オフダイエットである。

今日試してみたら本当にボリュームがあって、お米はなかったのに満足いく一品だった。
炭水化物以外でお腹が膨れるのは幸せだと感じた。

お昼はこの主食サラダにしてみて、体重が落ちないか試す方針である。
私の体重が減ったらもちろん嬉しいし、夫が痩せたらもっと嬉しい。

私は双極症で、頑張りすぎると数日寝込んでしまう。
だから、私はまず健康でいないと家庭に迷惑がかかる。
そして、私の料理で家族が健康になってくれたら嬉しいなと今日思ったのだ。

私の仕事は「健康でいる」ことと「家族を健康にする」ことなのではないかと、ふと思ったのが今日だというわけだ。
そして私は鷹野家専属の「ご飯を作る人」になる。

美味しいご飯を、体に良いご飯を作れるようになりたい。

しばらくうちに料理本が増えそうだな、と思った。

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