私は双極症になってからまともに働けなくなった。
採用はされるけれど、半年も経てば出勤できなくなる。
で、やっとこさ「障害年金がもらえるのでは?」と発病から約9年経って気づいた。
遡って年金がもらえるのは5年分だから、4年ほど損をした。
でも、もらえないよりはいい。
この障害年金、最初は年金事務所に行って説明を聞いて自分で書類を集め作成する予定だった。
しかし、引っ越しと転院が多かったため病院に行くのも一苦労。
それに、年金というのは一度審査に落ちても再度申請はできるが、落ちた時の書類も含めて審査されるという。
つまり、素人がお金をケチって自作した書類が次回以降の審査の足を引っ張る可能性があるのだ!
これは恐ろしい。
というわけで、1番は面倒という理由があり、お金を払ってでも専門家にやってもらったほうが良いと夫と相成った。
専門家にお願いしてダメなら、自分で作ってもダメだったろうと思えるし。
しかし、社労士にお願いしてよかったと思った出来事は別にあった。
私の場合、初診を見てくれたAクリニック、病状が確定した時期のBクリニック、今お世話になっているCクリニックから診断書を取る必要があった。
このうち、AクリニックとCクリニックの診断書に軽微な誤りがあったのだ!
お医者さんも年金の専門家というわけではないから、間違ってしまう時は間違ってしまうらしい。
医師に書いてもらった診断書を社労士がチェックし、修正の依頼もしてくれた。
これ、自分でやっていたら絶対気づかなくて提出後「修正してもらってきて」と言われていたやつ。
そんなことになったら発狂ものである。
それくらい特にAクリニックは今住んでいる場所から遠い。
書類を集めるのに労力がかかりすぎる。
逆に言えば、ずっと同じ病院にかかっていて都度都度通院することを厭わないのであれば、自力で書類を集めて作成して提出してもいいのかもしれない。
でも、私は社労士にお願いしてよかった。
何しろ楽だった。
戸籍謄本や住民票も必要だったのだが、こういう書類には有効期限がある。
この有効期限を計算して、社労士が取りに行くタイミングも指示をくれたので本当に助かった。
自分でやろうと思っていたけれど、妊娠の時期と被って結局動いていなかったし、もらえるとは確定していないがまず書類を正しく揃え提出できてよかった。
あとは審査の結果を待つだけである。
ちょっとドキドキするが、まあなるようにしかならない。
もし5年分年金をもらえるとなれば、その10%ほどを成功報酬として社労士に払う。
安くはないが、自分でやろうと思っていたら結局書類を提出できなかっただろうからこれでよかったと思う。
結果が出たらまた報告するかもしれないし、しないかもしれない。
ただ、「障害年金どうしよう」と思っている暇があったら社労士にお願いすると楽だし早いよ、とだけは言っておきたい。