夫に料理してもらいながら、夫が料理できてよかったと心底思った。
咳の酷い娘を小児科に連れて行ってぐったりと疲れた私の代わりに、夫が料理してくれたのだが(娘が食べてくれるかは別)本当に助かった。
1日くらいお風呂をサボっても、洗濯をサボっても生きていけるが、ご飯を抜くは辛すぎるし娘にするわけにはいかない。
外食や中食は続けるとお財布に響いてくる。
我が家は私が専業主婦なのでもっと響く。
夫の野菜炒めは具が大きいし、味付けも濃いめなので娘は受け付けないのだが、幼児用の冷凍グラタンでそこは対応した。
生協はこういう時に役に立つ。
病院で1時間待ち、さらに薬局でも待たされた私と娘が寝転ぶ中でサクサクと料理してくれた夫の姿に、夫と結婚してよかったと素直に思った。
家事は名前のあるものからないものまで様々あるが、まず身につけて欲しいのは料理スキルだなと思ったほど。
これがあれば、とりあえず食いっぱぐれずに済むので助かる。
その次は、是非とも使った調理器具を洗えるようになって欲しい。
せっかく料理してもらっても、汚れた鍋やら菜箸やらがキッチンに散乱していると感謝の念が半減するからだ。
この辺りをやってもらえたら、私はもう夫の家事力に文句はない。
とはいえ、出かける夫にちょくちょくお使いと称して食材を買ってきてもらっていたりするから、夫の家事への貢献度は意外と高い。
何より夫の良いところは、私の作った料理をそれはそれは美味しそうに食べてくれるところである。
娘も気に入れば夫に負けないくらいのスピードとご機嫌さで食べてくれる。
この状態のふたりを見ると、ご飯を作ってよかったと思うし、なんだか家事全部が報われる気がしてくるのだ。
あと、夫はけっこう頻繁に家事へのお礼を言ってくれる。
お礼が欲しい時は、私も私でアピールする。
主に夫が使う2階のトイレを掃除した時、「トイレきれいになったから見て!」と言って見てもらい褒めてもらった。
こうやって、自分からお礼をもらいに行くのもけっこう大事である。
家事がどうにもできないという方は、まずはパートナーにお礼を言うようにすることからお勧めしたい。
心のこもったお礼は何歳になっても嬉しいものだ。
私がパートナーに身につけて欲しい家事スキルは先述した料理スキルと料理後の片付けスキルだが、これが苦手でたまらない人はできそうなところからやり方を教えてもらったらいい。
ちなみに、夫は料理は得意だが片付けは苦手なので私もそこは諦めている。
洗濯も、ドラム式洗濯乾燥機に突っ込むまではできるが、畳むのはできない。
反対に夫が私より敏感に反応してくれるのはお風呂場のカビである。
私より気になるらしく、ちょくちょく掃除してくれる。
とか色々あるので、できるところを積極的にやってもらうようにしている。
できるところが私のできないところだと非常に助かる。
なんだか惚気みたいになってしまったが、うちの夫はとりあえず最高である。
もちろん腹が立つ時はあるが、夫も私にイラっとする時はあるだろうからお互い様だ。
お互い様という気持ちと、モヤモヤする気持ちは素直に話すことが大切かな〜と思う次第なのであった。