言いたいことは表題のままなのだが、本日夫をスーパー銭湯に送り出し約半日のワンオペとなった。
娘は2歳になったばかりで、「イヤ!」は連呼するが「いいよ」を言ってくれるまでが早くなった気がする。
そんな娘とふたりきりである。
夫は彼の弟の車に乗せてもらって出かけたから、自家用車はある。
せっかく天気も良いし、「大きめの公園に行こう!」と突然のやる気を出す。
おしゃれなママさんが多い公園で、私も張り切って化粧をした。
久々の化粧は、なんかコレジャナイ感があった。
垢抜け度が足りない。
ちょっと悲しくなったがせっかく準備はしたし出かけようとすると、肝心の娘の腰が浮かない。
いつもなら「こうえん!」と元気に着替えてくれるのに、今日は服から逃げる逃げる。
「え?行きたくないの?」と私は戸惑った。
遠方の私の母とLINEでビデオ通話をしてもらって時間を潰せば、起きる時間が遅かったためにあっという間に昼ごはんの時間に。
ここになって娘が「こうえん!」と言い出した。
「今?」と思いつつ、「じゃあ、パン屋さんでご飯食べて、その後公園に行こうか」と提案する。
そうするとサラッと着替えてくれた。
ふたりで大きなイートインがついているパン屋に出かけたが、昼時でお客の数がすごかった。
店内の席には座れず、外のテラスにも座れず、庭のベンチに座った。
と、これだけで「これがパン屋だと?」と思わずにいられない大きさを誇っていることが伝わると思う。
娘にクリームパンを食べさせながら、自分はメロンパンと胡桃パンを食べる。
まだ幼い娘は食べ方が下手なので、すぐに食べかけのパンがクリームの重さに負けそうになるし、実際負けた。
落ちるクリームやらパンの部分やらを手でキャッチしては口に運んでやった。
飲み物は持参しなかったから、自販機でアンパンマンのジュースを買ってやることにする。
野菜とりんごのジュースを、娘はあっという間に飲みきったので美味しかったのだろう。
先述した通り大きなパン屋なので、娘はスロープで駐車場に降りて階段でパン屋に戻るをよく繰り返す。
ちょっとした木もあるので、結構気持ちいい運動になる。
が、「公園に行こうよ」と誘い今日はブロック!
娘は「こうえん!」と乗ってくれて車のそばには移動してくれたが、今度は乗車してくれない。
あーだこーだ説き伏せて乗せたが、何と言って説得したかはさっぱり覚えていないのが悲しい。
公園に着いたら、娘は嬉しそうに私の手を引いて飛び出していった。
もう本当に嬉しそうな背中だった。
それだけで来てよかったと思う。
滑り台を何回も滑り、大きな池があるので魚を見にも行った。
散歩用に舗装された道を歩いて、合計で約1時間潰した。
自販機で今度は麦茶を買い、親子で水分を補給をする。
このまま帰りたいが娘は水が好きなので、手洗い場に興味を引かれ離れてくれない。
しばらく遊んで、「アンパンマンをお家で見よう」と禁断のお誘いをしてどうにか車に乗せた。
もちろん帰りの車で爆睡である。
なんならパン屋に向かう車の中でも寝かけていたので、寝なきゃおかしい。
問題は家についたら起きるか否かである。
今日は起きなかった。
というか、はよ布団に下ろせ、という態度だった。
いい感じに疲れたらしい。
よかったよかった。
娘がすやすや眠っている和室の隣のリビングで、今こうしてブログを書いている。
今日の公園に娘とふたりで行ったのは初めてである。
いつもは夫も含め3人で出かけている。
休日のパン屋も、ふたりで行くのは初めてだった。
というか、「パパがいないからふたりで外食しよっか!」みたいなのが初めてだった。
保育園の向かいにあるパン屋で、娘はこのパン屋が大層お気に入りなのである。
金曜日は保育園の帰りに寄る約束になっている。
もちろん夫は仕事なので、私とふたりでおやつにパンを食べることになる。
が、食事を目的としてこのパン屋にふたりで行ったのは初めてだった。
娘をこうしてひとりで連れ回すと、なんだかママとしてレベルが上がった気になるから不思議だ。
普段夫を遊びに送り出すと車がないこともあり、家で遊ぶことが多い。
今日は車があったので、こうして外に遊びに連れて行けた。
ぐうぐう眠る娘に、どうやら満足させられたらしい、と笑みがこぼれる。
笑みと言ってもそんな可愛いもんじゃない。
にやり、みたいなやつである。
夫は一日中娘といるのが辛いタイプで、半日というか午前中だけは一緒に遊べるけど午後はちょっとひとりの時間が欲しい、となる。
でも、午前中だけでも娘と私を連れ回して出かけてくれる。
そして疲れて眠った娘を私に預けて出かけていくのである。
いつも夫とやっていることを、ひとりでもできたと嬉しくなっているのだろうか。
とはいえ、風邪をひいた娘を小児科に連れていくのは私であり、この時は娘とふたりきりで出かける。
夫は私と一緒に病院に娘を連れていってもヒーヒー言っているから、こういうところは私の方が親レベル高いなと思う。
夫は稼ぐ、家事と育児は私、と分担しているし、そもそもお互いの適性にもそっちの方があっていそうなので問題はない。
それに夫は娘を笑わせるのが得意だ。
「遊び」は夫の方が得意なのである。
そういうところは育児では頼りになるし、羨ましいとも思う。
でも親として得意不得意が別々にあった方が娘もいろんなことを両親と楽しめて面白いかもしれない、なんて思ったりもする。
私の育児での得意は何かな?
説得かな?
あれ、これ、娘は嬉しいのか?
そんなことを疑問に思いながら、今日は筆を置くことにする。