小さなことでもお礼を言うようにしている

夫婦関係

共働きで子どもの相手がなかなかできないぶん、週末はいろんなところに連れて出かけていたけれど「パパとママが喧嘩するからお出かけしなくていい」と言われて反省した。のような文章を読んだ。

我が家は共働きではない。
なんなら私は専業主婦であり、双極症で娘が保育園に行っている間は悠々自適に過ごしている。

それでも、わりと週末は出かける方だと思う。
なんせ、娘を疲れさせなくてはいけない。

元気いっぱいな1歳娘と家で1日を過ごすのは苦行なのだ。

とはいえ、1歳児とのお出かけも楽ではない。
色々持っていかないといけないし、動き回る本人が何しろ1番危険である。

が、お出かけで私と夫は喧嘩しないなぁと思ったのである。
先述した通り、私は専業主婦なので比べるのがおかしいのかもしれない。
でも、出かけるたびに喧嘩もまたすごいと思う。

それらはさておき、夫のスマホを買い替えるために家電量販店の入っているショッピングモールに出かけた。
夫が懸命に安く本体を買い替えるためのプランを聞き、理解している間に私は娘とモールの中を歩き回った。

最近のショッピングモールには、ポケモンとかキティちゃんとか、アンパンマンとかがデザインされた可愛い幼児用のカートがある。
あれに乗るだの乗らないだのと騒ぎ、歩けば小走り、人の前を突っ切り危険でこちらは声を上げ、本当に疲れた。

どれくらい疲れたかと言うと、顔から表情がなくなり、デフォルトの声が小さくなったくらい。
夫も店員さんも急いで契約をしてくれて、どうにか眠らせた娘をベビーカーに乗せてスーパーで食材を買い足してから帰った。

本当に疲れたけれど、夫が気遣ってくれたのもあり喧嘩にはならなかった。
夫が完全に折れてくれていたのもあるだろう。

「助かったよ。お疲れ様」

夫は何度もそう言って私を労ってくれた。

遠出する時は、夫が運転するという暗黙の了解がある。
私はいつも通る覚えている道じゃないと運転するのが怖いのだ。

そんなわけで、遠出の時の私の役目はマップを開いてのナビゲーターである。
(我が家の車はカーナビをつけていない。ケチった)

昨日も片道1時間かけて動物園に行った。

動物園についても暑くて疲れたが、ゾウによるショーも見ることができて楽しかったし、何より娘が嬉しそうなのがとてもよかった。

夫は疲れている中運転してくれたので、家に着いてから「ありがとう」とお礼を言った。
お疲れ様も言った。

おまけに寝る前にも伝えておいた。
翌日が仕事の中運転してくれたのである。
感謝しておいて損はない。

夫も「道案内ありがとう」と言ってくれた。
ちょっと照れくさくなりながら「おやすみ」の挨拶をして先に寝たのだった。

私たち夫婦の良いところは、こうして小さなことでもお礼を言い合えるところだなと思う。
あるいは「すまない」という気持ちが態度に出るところかも。

まあ、そんなわけで大きな喧嘩はしたことはない。
喧嘩になる時は、会議である。
話し合いである。
相手の何が不満で何に怒っているのか、どうすればよかったのかこれからどうするのか。

そんな話をして次に繋げるのである。

お礼と言えば、なるべく娘にも言うようにしている。
「保育園に行ってくれてありがとう。ママゆっくりできたよ」と寝る前に話しかける。
真っ暗なベッドの上でそのまま「今日も楽しかったね〜」なんて話していると、「パンおいしかった〜!」とパン屋で食べたパンの感想を叫ばれたりする。
しかも、前日の感想だったりするから笑ってしまう。

娘はお手伝いもしたいお年頃なので、食器をシンクに下げてくれたときなんかもお礼を言うようにしている。
「ありがとう〜。ママ助かった〜」と言えば、誇らしそうで可愛い。

こうして、小さなことでもお礼を言い合って、お互いの感謝と、何より「あなたがいてくれて嬉しいです」を伝えられたら良いと思う。

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