私の夫は最近ポケモンカードにハマっている。
で、近所のブックオフで小さな大会が開かれている。
これに参加するのが、夫は好きだ。
私はそれを知っているので、土曜日に私に余裕があれば今日は大会はいいのかと聞くようにしている。
毎日仕事を頑張っている夫の気分転換。
これはとても大切だ。
カードの購入もおこづかいの範囲内でしてくれているし、もともとポケモンカードはレアカードに手を出さなければそんなにお金はかからない趣味に入るらしい。
ポケモンカードの面白いところはひとつのカードにレア度を設けたところだと思う。
あるAという強いカードがあっても、レアじゃないA、レアのA、めっちゃレアのAとか複数が存在する。
子どものおこづかいでも、レアじゃないAなら買える寸法である。
逆に大人はゲン担ぎでレアで揃えてみたりする。
夫もゲン担ぎしてしまうらしいが、これをおこづかいの範囲内で頑張っているようだ。
そんなふうに、元気な時はなるべく夫をポケモンカードの大会に送り出していたら、今日、こう言ってくれた。
「俺は今日はお昼はいらない日だから、カフェランチしてくれば?」
その提案に、ありがたく娘を保育園に送った後、カフェにやってきた。
果たしてランチの時間まで居座れるか問題はあるが、こうしてブログを書いて楽しんでいる。
私がアピールしたのか、夫が確認してくれていたのかはわからないが、夫も私の気分転換はカフェだと知ってくれているんだな〜とちょっとほっこりしたし、お互いに気分転換を提案できるのって素敵だとも思う。
まあ、帰ったら山積みの家事があるんだけど。
家事は夫は得意ではないし、我が家の場合家事は私と分担しているから仕方ないというか、当然なんだけど。
突然だが、カフェで読み書きする時間が私は好きだ。
なぜかはわからない。
家族もいない、家事をしなくてはならない家でもない場所で好きなことをするのが気分転換になるのかもしれない。
家でも読み書きできるけれど、散らかっている部屋はどうしても目に着くし、自分が家事をしていないことをまざまざと見せつけられる。
こういう時は一回外で好きなことをするのもいいのかもしれない。
それが私はカフェだったのだ。
と言いつつ、偵察の意味合いもある。
娘の保育園からも近いこのカフェから求人が出ているのを見つけたのだ。
それも週に2日から、一回3時間からという子持ち主婦に嬉しい条件!
時給も悪くないどころか良いくらい!
事務パートが理想だけど、競争率が激しい故に雇い主側が強くて、週5日の夕方4時や5時、6時までの求人が多いのだ。
これじゃちょっと私の理想からすると働きすぎるし、娘も頑張りすぎる。
家事もなるべく私がしたいから、このカフェの条件は私にはとても良い。
まあ、立ち仕事な分、同じ時間働いたらカフェの方が肉体的に疲れるのかもしれない。
きっと人が集まらないから応募側に有利な条件になっているのだし。
というわけで、私は自分が働くかもしれないカフェに来ている。
噂通り朝は忙しそうである。
わあ、怖い。
でも、忙しくならない仕事などないし、覚えることが少ない仕事もそうないだろう。
そう、楽じゃないから仕事はお金がもらえるのである。
適性があれば、比較的楽と感じるのかもしれないけれどね。
カフェの店員なんて、私適性あるのかしら。
やってみなきゃわからないわよね。
うんうん。
というわけで、次の土曜日に主治医に相談してOKもらえたら早速求人に応募してみる予定である。
夫はおおむね良い反応をくれている。
パートに入る数が少ないともちろん収入は少ない。
でも、まずはリハビリに最低限から入れてもらうのが良いのかもねと言ってくれている。
慣れたら理想の週3日、1日4時間にしてもらおうという話になった。
それにしても、少し働くのも難しい。
働く時間が少なすぎると保育園に預ける要件を満たせないし、やっぱりしばらくは主治医に診断書を書いてもらって精神障害を理由に保育園は利用するしかないだろう。
使えるものは使っていく所存なのである。
双極症になって10年近くまともに働けず経済的損失を食らったのである。
これくらい許してほしい。
そんなわけで、私は仕事を始めるかもしれずちょっとワクワク、ウキウキしている。
緊張もしている。
やっぱり体調悪いかも、なんて思う時もある。
でもね、精神疾患なんてなくても人間調子がいい時と悪い時があって、それでもみんな働いているんだから気にしすぎはいけないし、毎日絶好調で働けるなんて思っていてはいけないに違いない。
そんなことを思っているから、調子が悪い日に不必要に不安になるのだ。
そんな時はカフェにこよう。
うん、その時は職場だけど。
要するに、私はカフェがとても楽しいし、夫はそれを知ってくれていて私が疲れていそうな日は提案してくれるようになって嬉しいという話なのだ。
私も、これからも夫がポケモンカードを楽しみ、仕事の息抜きができるように提案していこうと思う。