部屋というものは、いくつあっても足りない。

雑記

今、どこの部屋を寝室にするか悩んでいる。

我が家は2階建ての4LDK。
これとは別に、物置が1階と2階にひとつずつ。

端的に言って、3人家族には十分すぎる広さのはずである。
なのに!

ひとまず今の寝室は2階の真ん中の和室である。
6畳の部屋に、セミダブルのベッドをひとつと、シングルのベッドをふたつ押し込んで眠っている。

が、この部屋、娘が寝ながらよく咳き込んでいる。
今の家は築30年以上なので、壁に化学物質みたいなやつとかあるのかもしれない。
あと、普通にカビ。

1階のリビングの床にマットレスを敷いて眠ると、娘は寝室よりは咳き込まない気がする。
あと、自分から寝ようとしてくれる。

ベッドの上だとなぜか遊び出すのである。
と言っても、あの和室だから遊ぶのか、ベッドだから遊ぶのか原因はわかっていない。

そんなこんなで、リビングの横の和室に寝室を移動する案が出ている。

この部屋は今は家族全員分の服が押し込んであり、兼私の趣味部屋である。
服を洗濯機のある1階だけでしか移動しないのはとても楽なのだ。

この部屋を寝室にしたとすると、服部屋と私の趣味部屋を今の寝室に持って行くことになる。
せっかく、服の動線が1階で完結していたのに勿体無いが、娘の健康の方が大切であることは言うまでもない。

2階には現寝室と残り1部屋あるが、ひとつは夫の部屋で、もうひとつは将来の娘の個室である。
娘の個室にする予定の洋室は現在空き部屋にしてある。
今使うと、将来娘にいざ部屋を引き渡そうとしたときにうまくいかないと考えているからだ。

夫の部屋がリビングを除いたときに1番広いのだが、これにももちろん理由がある。

夫はほとんど在宅勤務なのだ。
稀に出社することもあるが、月に1度すれば多い方である。

だから、まず仕事をするスペースがある。
もちろんプライベートを過ごす空間も必要で、なんと夫の部屋にはデスクが3つある!

ひとつが仕事用、ひとつが勉強や趣味のPCデスク、最後のひとつがカードゲームを夫婦でプレイする用である。

本来の用途としては、今の夫の部屋が夫婦の寝室であり、夫婦の服や持ち物なんかもいくらか収納する場所なのだろう。

そして、2階の残り2室がそれぞれ子どもの個室である(4人家族を想定して建てられた家じゃないかと思う)。
1階の和室は客間かな?

しかし!
我が家の場合、夫には仕事部屋というこの家で最もスペックが高くあるべき部屋が必要となる。

チャイムのピンポンが聞こえにくかったり、保育園に行けなかった娘の声が届きにくかったり。
エアコンも寒ければ暖房、暑ければ冷房がガンガンに効かないと仕事に集中なんてできない。
ネットの遅さは致命的だから、夫の部屋に有線を引き込んだ。

この感じ、夫の部屋はもうあの部屋から動かせないだろう。
夫も今の会社から転職する気は今のところ全くないし、私もしなくていいと思っている。
そんなわけで、定年まで夫には家に仕事部屋が必要である。

娘に個室を与えて、夫婦の寝室を作り、私の趣味部屋兼夫婦の服部屋を用意したらもう空いている部屋はない。
え?第2子の個室なくない?
そりゃ、今のところ娘はひとりっ子で行く可能性大ではあるけれど、30代前半で決め切るのはちょっと寂しい。

でも、部屋がない。

仮に第2子が女の子だったらふたり同室にして子ども部屋を作ればいいかもしれない。
でも男の子だったら、個室じゃないとじゃない?

私だって自分の部屋欲しいし。
娘が大きくなってリビングの娘の置物たちが自室に移動したら、私の私物を置く方針にする?
そしたら、私の個室いらない?

ああもう、わかんない〜!
世の一般的な4人家族で大黒柱が在宅勤務な家庭って、どんなふうに部屋を使っているんだ!

とはいえ、現に娘は2階の寝室だと咳が出るのだから、何か手は打たないといけない。
それが部屋を移動させることなのか、空気を頻繁に入れ替えることなのかはわからないが。

まずは空気の入れ替えからかな。
エアコンの掃除はこの前夫にしてもらったから。
あと、ベッドにフェンスみたいなのつけたい。
娘がベッドから落ちるから。

そうすれば私も心配なくぐっすり眠れる!
ああ、でもベッドだと寝つきが悪いんだった。
どうしてよ〜。
娘が寝たら寝室を出て行く気満々だから?
リビングみたいに最初から寝るつもりだったらいい?

それはさておき、もし家が5LDKとか6LDKとかみたいに大きくても部屋が足りないなんて騒いだ気はしていて、自分の財力にあった家に住んで、どうにか頭使ってやって行くしかないんだなとは思う。

生活なんて、せっかく問題を片付けたのにまた新たな問題が浮上しての繰り返しなんだろうな。
今の問題は娘の咳だから、そこを解決できるようにまずは頑張ろう。

そんな、先のことばかり考えて不安になる昼下がりだった。

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