双極症の私、ラツーダとの相性は良さげ。

雑記

私は社会人1年目で双極症となってしまい、その後は正社員として働けない体になった。

すぐ疲れるし、出社しようとすると泣いてしまうのだ。
始めはよくても、だいたい半年経つと出社できなくなる。

そんなわけで今は専業主婦、精神障害があるということでもうすぐ2歳の娘は保育園に通っている。

私はひとつめの病院で双極症の診断を受けたが、転院するたびに「双極症ぽくないね」と言われてきた。
しかし、今の病院で「やっぱり波がありますね、双極症として治療してみましょう」ということになり、ラツーダという薬が追加された。

私は朝にサインバルタを40mg、夜にラツーダを40mgとエビリファイを3mg飲んでいる。

ネット情報だが、エビリファイは双極症の中の躁状態にならないよう防止する作用を持っているが、下がってしまう(つまり抑鬱状態)になるのを防ぐことができないらしい。

このエビリファイができない、下がらないよう防止する、あるいは下がってしまったら浮上させる作用をラツーダが持つ。

ラツーダが追加されてから生理前の落ち込みもなくなったし、落ち込みにつながる調子の良すぎる時期もなくなった。
要するに、「良い感じ」である。

で、以前医師に娘の転園に合わせてパートに出たいと話していたことがあったので、今回診察で「働くことに関してはどうですか?」と聞かれた。
実はこの病気になって初めて聞かれた。
今まで聞かれる前に自己判断で働き始めていたからだ。

で、いろいろ話した結果「人に質問することに不安があるんですかね?」となり、「そういう不安にもラツーダは効果がありますよ」と言われて、まだお風呂に入れない時があるのも含めてラツーダを20mgから40mgに増量したというわけだ。

今の所、やっぱり良い感じである。
娘が保育園にいけない時は必ずと言って良いほど義母に助けに来てもらっていたが、今回は自分ひとりで見てみたい気持ちになった。
これは今回娘が風邪が重くてお昼寝をよくするからかもしれない。
いつもはなかなか昼寝をせず、夕方にかけてぐずぐずになっていくのだ。

とはいえ、現在、娘と一対一で過ごせている。
過剰なストレスはかかっていない。

仕事に対しても、「半年で辞めてしまっても、半年分のお給料は入ったのだから良いのでは?」とふと思った(もちろん雇う側からしたら迷惑な暴論である)。
はじめて半年しか続かないことに対してポジティブな考えが浮かんだのは、なんだか嬉しかった。

そして、久々に「働けるのでは?」という気持ちが持続している。
この働けるのでは?は時々やってくるので、勇み足にならないよう注意が必要なのは否めない。
けれど、そう、先述したように持続している。

「やっぱり無理」と自分に対して手のひらをくるりとはしない。今の所。

薬でこんなに変わるかと、感心してしまう。
落ち込みは気持ちだが、気持ちは結局脳で生まれるのだなとちょっとドライなことを思う。
成分で、脳の状態はいじれるのだ。

逆を言えば、ストレスで脳は壊れる。
だから、壊れた機能を薬で補う。
少なくとも、私の体感では補えている。

「働くのは怖いな」と思いつつ、趣味ばかりは増やしていく私に、医師も「そろそろ働けるのでは?」と思ったのかもしれない。
もしそうなら嬉しい。
働けたら、仕事が続けられたら嬉しいから。

やっぱり、働けた方が大人として一人前な気がするのだ。
現在、障害年金の手続きを社労士と一緒に進めているが、私はもらえる年金よりパートでも働いた方が収入が多い。

娘のこれからを考えると、お金はいくらあっても足りない。
何を習うかわからない。
中学受験するのかしないのかもわからない。
しなくても、高校から私立に通っても大丈夫なようにしたい。

もうひとり、子どもが欲しいなと思わないでもない。
でも、こうして書き連ねていると、私には娘ひとりで精一杯だなと感じる。
私が精神的ゆとりを持って、穏やかにいられる限界がそこにある。

とはいえ、もしパートが続いたら夫婦で第二子な気分になるかもしれないし、未来はわからない。
あ、でも妊娠中はラツーダは飲めるのかしら。
ダメなら、妊娠中はきついだろうな。

そんなことを考えながら、ラツーダを飲み始めてよかったと思う今日この頃なのである。

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